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入山白翁 藝術 変遷歴

 

日本画の範疇にあって工芸的分野を取り入れ、漆画・漆版画という全く新しい世界を築き上げてきた。
その名声は国内・外を問わず、皇室、高松宮家、石橋、池田首相以下、広く政財界の著名人がその作品を愛蔵、
アイゼンハワー、ジョン・ケネディ元米国大統領、インド、イラン、サウジアラビアなどの首相、国王と枚挙にいとまがない。
その時代の活躍した写真を時代別に一部羅列しております。

天長佳節・外務大臣の招待を受ける

1939年4月29日 名士200名程出席の折、外務大臣官邸庭にて記念撮影

 

左:白翁

右:有田八郎閣下

 

 

 

白翁アトリエご訪問
白翁アトリエご訪問

皇記二千六百年(1940年)1月14日 

左から有田八郎閣下 安子夫人 長男 圭輔氏  白翁

背景の乾漆画完成の折、数人の要人警護官と共に来訪

米内内閣・外相成立の日

 

1943年7月14日、蒔絵金銀飾り書棚【扇面散らし】 完成の折

間口: 3尺3寸

高:  2尺5寸

奥:   1尺3寸

 

東京江古田アトリエにて

左より 有田八郎外務大臣 ・ 白翁

 

※後ろの掛け軸は昭和10年、売立ての折、5番札まで入れて落札

した曽我蕭白の「がま仙」でアトリエの座右に掛けて藝術の心の技を研究していたが、戦災によりアトリエで焼失

ユニオン倶楽部にて

1954年、アンドリュー・ヘッドランド氏と共に白翁芸術を語る

左より2番目   白翁

右より2番目 アンドリュー・ヘッドランド氏

 

 

1955年三越 「入山白翁個展」会場にて

白翁出品作品 観覧

左より 貞明皇太后  皇后陛下   

   

1944年 大宮御所蔵

菊蒔絵香炉   

   

1944年 大宮御所蔵

菊蒔絵棗  

   

照宮様 御着用訪問着及び帯・漆版画にて制作

1957年4月29日

旧:大塚末子きもの学院にて 訪問制作 

左写真  左:照宮様 中:大塚末子氏 右:白翁          中写真 中央:大塚末子氏 左:白翁                  右写真 漆版画によるその帯

中国へ日本政府の贈り物として白翁作品進呈

1957年8月29日

入山白翁作・漆版画15号【すすき富士】など中国政府へ

白翁作品10点納入
元外務大臣有田八郎氏より説明中   

 

右より周恩来元首相・有田八郎氏
 趙安博氏(外交学会理事)

 

北京西花庁にて

ローマ法王ピオ12世愛蔵品

1961年1月 アトリエにて

ローマ法王ピオ12世愛蔵品と同等の漆版画15号【波と富士】を前に

右 入山白翁

 

 

 

英国元首相チャーチル氏愛蔵品

1962年11月8日
世界的なオペラ歌手・マダムバタフライで知られた三浦環女史は

英国のウィンストン・チャーチル元首相とご縁が深く、公演に力を

貸していたのが当時海軍大臣だったチャーチル氏だった

 

昭和20年(1945年)山中湖畔で病気静養中で世を去られるとき

弟子の小林伸江に遺言したことは、チャーチル氏に生前

お世話になったお礼として入山白翁 漆画の大作60号【富士山】を

届けてほしいとの事で三浦環顕彰会・会長の佐藤栄作氏(首相)に

託し手渡された

 

右 小林伸江

 

 

 

般若苑にて

右 入山白翁   

後列左より2人目 

ロバート・ドノヴァン氏(ケネディ元大統領側近)
ケネディ元大統領に白翁作・漆版画【小松富士】【波と富士】

【みのり礼讃菩薩】を納めホワイトハウスに飾られる

1963年「入山白翁作品を囲んで」

ケネディ大統領就任御祝いに

白翁作品 漆版画15号【実り礼讃菩薩】15号【波と富士】や15号【小松富士】が贈呈される

 

左:白翁

右:花見弘平氏

 

スターズ・アンド・ストライプス社にて

 

左:花見弘平氏

右:白翁

 

 

1963年(昭和三十八年)八月八日、外政学会招待でPT109号乗員歓迎パーティーが般若苑にて開催される。

南太平洋ソロモン海域で、若き日のケネディ中尉の指揮する米海軍魚雷艇「PT109号」が日本海軍の駆逐艦「天霧」の

体当たりによって真っ二つに引き裂かれた昭和十八年八月二日、11人の生存者の1名は後のアメリカ大統領である。

その生き残った乗員の中の7名が招待来日、その折、「天霧」の艦長・花見弘平氏も同席。日米親善の感謝を込めて

白翁作15号漆版画が全員のそれぞれ好きな図柄が選ばれた。

ちなみにケネディ大統領蔵と決まったのは漆版画15号【みのり礼讃菩薩】と15号【波と富士】【小松富士】であった。

「波と富士」はホワイトハウス蔵となりました。

 

明治神宮菖蒲園にて

1964年、明治神宮菖蒲園にて甘露寺受長氏と共に

白翁個人展にて

1970年、5月14日 

中央:明治神宮・甘露寺受長氏

右から2番目:白翁

 

漆画100号【暁の富士】・漆画30号【臥龍梅】を前にして

世界貿易センター37F白翁個人展にて

1970年4月3日より7か月間

展示されたる白翁美術観覧中

 

中央、岸信介総理 

左寄り2番目、白翁

 

右 岸信介総理 

左 白翁

 

福生ロータリークラブにて

1971年9月4日

「白翁芸道について」・「漆芸と心の技」の講演

 

アメリカンクラブにて個展

1974年3月8日より開催

左から2番目 白翁

右から2番目 元海軍大佐 スチーブンソン氏

 

浅草寺伝法院にて

1978年4月8日

浅草寺大僧正 清水谷恭順氏に白翁作品目録を説明中

後方には漆版画による浅草寺蔵の掛け軸【菩提樹下・阿弥陀如来】 

 

浅草寺蔵、乾漆硯【菩提樹】

 

横山大観記念館にて文化講座

「不変の生命力を持つ漆の歴史と独創の漆画などについて」の公演

1978年7月15日に大観記念館の招きにより講演を致しました。

当日は、漆画の他に大小の乾漆硯を多数持参して実際に墨を磨り、書画を描いて実演も致しました。

その講演の折、昭和六年白翁が美校三年の時に大観先生の愛蔵品として納めた、懐かしい【乾漆盆】を実際に手にとり見せていただきました。

「当時お納めした時と全く変化のない美しさを保っている我が作品に、自身感慨深く無言で鑑賞しつつ、又改め自信と誇りを持つ・・・」

という記述を残しております。

 

 

ユナイテッドテレビ・「白翁藝道を語る」に出演

1982年4月アメリカパサデナ市パシフィック・エージア美術館にて長期漆画展開催の折、

同年4月23日、ユナイテッドテレビに出演

 

左:白翁

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